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1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 01:27:55.29 ID:M6zIf4Dm0 

俺のコレまでの半生を 聞いてほしい。



8 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 01:29:44.54 ID:BEyEBVYc0
書いて


10 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 01:33:11.50 ID:M6zIf4Dm0
立ったのか

じゃあ俺のスペック

男24歳
彼女いない歴五年
高校中退
ニート歴一年目

小学生の頃からおとなしい性格で、あまり友達がいる方ではなかった。
勉強も嫌いで、宿題やテスト前も勉強らしい勉強なんかしたことなかった



11 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 01:34:03.63 ID:IAxCsQv90

何一つ俺より劣ってるところがない件



13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 01:36:17.96 ID:4Jxmew8A0
俺も24歳なんだ・・
1浪で2留で今も殆ど大学行ってないクズなんだ・・
最近親族が死んだんd



15 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 01:38:41.39 ID:BEyEBVYc0
俺も24歳だ・・・
仕事も何もかも嫌気さしてこないだ仕事やめた・・・
いま人生初のニート生活中・・・

16 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 01:38:50.05 ID:M6zIf4Dm0
そんなシャイな正確の俺も普通に中学入学。
最初の頃は、クラスの奴らとそれなりに喋ったりしてたんだが、
夏休み明けくらいから、なんだか人と話すのが恥ずかしいというか、
特に女子と全然話せなくなってしまった。

思春期の真っ只中。
なんだか異性と接するのがすごく気恥ずかしくなって、
一人でいる時間が多くなっていった。
段々と周りの奴らも、俺に話しかけることが少なくなってきて、
一年の冬休み頃には、先生くらいしか話す相手がいなくなってしまった。
同時に、出来るだけ他人の顔を見られたくないという状態になって、
前髪を伸ばして、顔半分を隠すようになっていった。
そんなこんなで一年目は終了。



18 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 01:43:27.77 ID:M6zIf4Dm0
今思えばおかしな容姿だったろうな。
前髪が異常に長く、常に下を向いてあるくその姿を、
周りの人間はからかい始めた。
特に女子からの悪口は酷く傷ついた。
俺が教室に入ると

女子1「うわ・・・きたきたw」  ヒソヒソ

女子2「キモ・・・w」   ヒソヒソ

女子3「何あの髪型・・・暗いよねー」   ヒソヒソ

俺が廊下を歩けば

女子1「ちょww見て見てあいつ歩いてるしww」

女子2「キモーイwwキャハハww」

俺はどんどん心を塞ぎこんだ



20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 01:48:25.55 ID:BEyEBVYc0
胸が痛い

けど>>1は彼女いたんだよな
俺だって24年間彼女なしだよちくしょう



19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 01:46:04.09 ID:4Jxmew8A0
働きたくないってのと繋がるのかい?
会社でもイジメにあったとか?
今日は遅くまで起きてるからできるだけ聞いてあげるよ



21 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 01:48:47.16 ID:M6zIf4Dm0
まぁ俺も何も言えずに、ただ無視してたからさ。
俺も悪い部分があるよな。キモい容姿だったし。
だが二年夏休み前、転機が訪れた。

クラスの話したことのない不良に目を付けられた。

不良「オイ>>1、 お前なんでそんな髪の毛長くしてんの?キモいんだよ」

俺「・・・いや、だって顔見えるし・・・」

不良「はぁ?ww何で隠すんだよ。男だったらなぁ、もっとビシッとしろよ」

俺「ああ・・・まぁそうなんだけどさ」

不良「まぁいいや。てか、お前俺と話したこと無いだろ?
せっかく同じクラスなんだから仲よくしよーぜ」

俺「え・・・?あ・・・うん・・・よろしく」



22 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 01:54:50.67 ID:M6zIf4Dm0
その不良は学年でもかなり有名な悪ガキだったんだけど、
何故かあまり嫌われてなかった。

俺みたいな暗いやつでも、普通に接してくるやつでさ、
まぁ気さくって言うのかな。
休み時間中に、そいつが色々話しかけてきて、次第に仲良くなっていった。
女子達からは相変わらずキモ扱いされてたけどさ。
ある日、いつものようにその不良と話してたら、

不良「あのさー、>>1って喧嘩とかし たことあんの?」

俺「喧嘩?そんなことできるわけないじゃん。痛いし」

不良「まぁそうだよな。あのさ、ちょっと俺と腕相撲勝負しようぜ!」

俺「ええ!?お前とじゃ勝てるわけ無いじゃん」

不良「いいからやってみようぜ。
万が一俺に勝ったら、正式に俺のチームに入れてやるよ」



24 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 01:59:03.87 ID:M6zIf4Dm0
チームってのは、その不良がリーダーの集団のことで、
当時は人集め中だったらしい
そいつは昔から水泳と空手やってたから腕も太くてさ、
俺なんか勝てるわけないと思ってた。
で、いざ勝負


俺が勝っちゃった。


不良「マジかよ・・・お前すげーつえーじゃん!なんかやってたの?」

俺「いや・・・特に何も・・・」

不良「ふーん・・・まぁいいや、
とにかく俺の負けは変わらねーからな。お前、俺 のチームに入れよ」

俺「ああ・・・いいよ」

その日から俺は、ただの弱虫野郎から、不良の仲間入りをしてしまった。



26 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 02:02:02.18 ID:M6zIf4Dm0
そんな不良達とつるみ始めてからは、
俺の中学生活は楽しかった。マジで。
色んなことやってきた。
他校との喧嘩やその他もろもろ。とにかく楽しかった。
今までのストレスを発散させてた。

しかしそんな生活もずっと続くわけじゃない

高校受験だ

俺の勉強嫌いは最後まで直ることなく、
隣 町の底辺工業高校に入学。



27 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 02:08:31.00 ID:M6zIf4Dm0
ぱっとしない根暗野郎と、どこも行けなかったヤンキーしかいない高校。
仲のいい奴もいない。
入学して四日目で、サボりはじめ、結局一 年の冬休み前に退学。
再び他人と関わらないようになった。

その時は、将来のことについてあまり考えていなかった。
学歴なんかなくたって、仕事なんかいくらでもあるさ。

そう思っていた。

とりあえず、遊ぶ金が欲しかったので、近所の飲食店でバイトを始める。

三白眼で人相が悪い俺は、フロアをやらせてもらえず、ずっとキッチン。

朝七時半から、夕方五時までのシフトで働いていた。

そこで初めて働くことの辛さを知った。

ああ・・・普通に高校行ってればよかったかも・・・なんて思い始めた。



28 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 02:17:30.18 ID:M6zIf4Dm0
週に六日、朝から夕方まで仕事。
周 りの奴らはパートのオバサンしかいない。
同年代のやつらが来る時間帯に、俺が上がる感じ。
数少ない友達もとも遊ぶ余裕がなくなってくる。
バイトに出て、帰ってきて、ちょっとテレビでも見て寝る。
そんな生活。何も面白いことなんかなかった。
こんなはずじゃなかったんだけどなぁ・・・そんなことを思い始めていた。

そんな味気ない毎日を送る俺。
気がつけば、周りの奴らは高校三年生。
俺も真剣に将来について考え始めた。
学歴もない俺は、
このまま飲食店で正社員にでもなっておこうかなーなんて考えていた。

しかし、またここで分岐点が

久しぶりに中学時代の友達から電話が来た。 
俺を不良の道に連れて行ったあの不良だ

不良「もしもし?>>1?久しぶりー元気してた?
ちょっといきなりなんだけど話いい?」

俺「おう、久しぶり。何?なんか用事?」

不良「俺さ、今年自衛隊の試験受けようと思ってるんだけど、
お前フリーターだろ?お前受けてみない?」



29 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 02:18:46.02 ID:gCXDBr5s0

不良行動力あるなw



30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 02:24:04.32 ID:M6zIf4Dm0
俺は戸惑った。自衛隊だよ?
毎 日訓練して、怒声が飛び交って、
キツイところにわざわざ行きたくないとか思ってた。
でも、同時に自分の将来についても考えていた俺は、
一度キツイ所へ行って、
根性鍛えなおした方がいいかもしれないとも思っていた。
それに、家の家計は火の車。
親父がリストラにあって、収入も半分にまで落ちていた。
これ以上、親に迷惑をかけるわけにはいかん。


俺はそいつと一緒に自衛隊の試験を受けることにした。


それから約二ヶ月。俺は試験に合格するために、必死で勉強した。

小学生のドリルからやり初めた。
わからないところは、その不良に聞いて、
時には一緒に勉強会なんかやってみたり、とにかく、今まで一番勉強した。

そして試験当日。

バイト代でスーツを買って、試験に出かける。






まあなんだ。結果は合格した。



31 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 02:29:11.09 ID:M6zIf4Dm0
合格ラインギリギリだったと思う。まぁなんとか合格することもできたし、
この時点で俺は、来年から自衛隊に入隊決定となった。
ちなみに、一緒に受けた不良も、合格。 まぁ入隊する場所は違うけどね。

入隊までの数ヶ月、俺はいつもと変わらずバイトに明け暮れた。

そして入隊当日。


俺は憂鬱だった・・・・・・


ものすごく憂鬱だった・・・・・・

辛いんだろうなぁ、キツいんだろうなぁ、虐められないかな・・・
そんなことばかり考えていた。

そして駐屯地へ入る。

教育隊舎(寮)の玄関にて、部屋へ案内される。



32 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 02:30:09.64 ID:4Jxmew8A0
おいおい暗いと思ってた話がどんどん明るい方向へ行ってるぞw
悩みなんて本当にあるのか



33 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 02:36:32.46 ID:M6zIf4Dm0
隊員「お前、ここの部屋な」

俺「は、はい」

部屋には六つのベッドに、俺と同じ入隊しに来た奴らが五人。
緊張した。
その日は特になにも無かった。
まぁ同じ部屋の奴らと話してみたり、そんな一日だった。

その日の夜は、あまり眠れなかった。

次の日から数日間、特に何か訓練することもなく、
作業服に階級章を縫い付けたり、
駐 屯地の見学、一日のスケジュール、基本動作(敬礼、行進等)をした。
まぁそんな辛くはなかった。
この時点で俺は
(なんだ・・・自衛隊の訓練ってこんなもんか・・・楽勝じゃん。
税金泥棒が・・・)とか思ってた。

そして数日後、無事に入隊式が終わる。

次の日の午前中に、なんだか変な用紙が配られた。

俺「誓約書・・・?」



34 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 02:40:03.62 ID:M6zIf4Dm0
教官「よーしお前ら、内容をしっかり見ろよ。
で、読み終わったら、名前書いて判子を押せ」

まぁ大まかな内容はこうだ


「私は自衛隊として、市民のために頑張ります。
そして、最低年間は辞めません」的な内容だ


俺は特に気にせず判子を押した。みんなの用紙を集める。


教官「よーし全員書いたな。・・・・・・書いちまったな・・・?」




その日から俺は地獄を見ることになる



37 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 02:49:51.32 ID:M6zIf4Dm0
今までの教官達の優しさが嘘のように消え、
朝から寝る直前までみっちりと教育を受けた。

布団から出るのが嫌だった。

あっという間に声が枯れてしまった

いつもどこか筋肉痛だった

特に俺が恐れていたのは、訓練中におこしたミスを、
その日の夜に、全員で数時間の強制筋トレを受ける

通称:{夜の間稽古}

まぁそんなこんなで三ヶ月

色々あったが楽しいこともたくさんあった。

ちなみに自衛隊の教育ってのは、前期教育と後期教育がある。
前期は、銃の扱い方や、動作等の自衛隊の基本的なこと、
後期は、配属される予定の職種の専門的なことを学ぶ。
それを前期三ヶ月、後期三ヶ月行う。

前期教育を終えた俺。後期教育の配属先は機甲科。戦車部隊だ。



39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 02:52:12.62 ID:BEyEBVYc0
戦車・・・


41 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 03:05:09.56 ID:gCXDBr5s0
中卒でも自衛隊に入れんのか


40 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 02:59:36.44 ID:M6zIf4Dm0
後期からは別の駐屯地になる。
俺 は自衛隊のトラックの荷台に乗り、次の地へ向かう。

すまん後期教育は省略




後期を終え、部隊に配属される。
教育隊の頃よりかは大分自由が増え、
休みの日には街へ繰り出し、毎週飲み会。毎週合コン。

楽しかった。本当に楽しかった。
訓練はきつかったが、そのおかげで健康的な身体になった。
給料も、半分くらいは自分の小遣いにできた。彼女も出来た。
思えば、自衛隊時代が人生のピークだったのかもしれない。

俺はこのまま昇級し、
定年まで自衛隊でいるのも悪くないと思い始めたのだが、
訓練中に怪我をしてしまった

足を故障してしまい、このまま自衛隊でいると、
歩くのもままならない状態になると言われ、
俺は自衛隊を辞める以外に選択肢が無い状況になってしまった。

俺は悔しかった。
でも、意地で続けたって、昇級試験に合格なんぞ出来ない。
俺は除隊の道を選んだ。



42 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 03:06:50.06 ID:M6zIf4Dm0
すまんまた省略


そうと決まれば、就職活動だ。
自衛隊の斡旋で、企業説明会に行き、色々説明を聞き、面接をした。
しかし、なかなか決まらないもんだね。

採用通知が一件もこないことに、俺はあせり始める。
おいおいこのままじゃニートじゃないかと思った。

しかし、なんとか一社だけ採用の知らせが来た

いくつか支店を持つ、ヘアサロンからの通知だ

俺はすぐに連絡。四月から勤務するということに。

ほっとした。これで無職になることはないと。
そして数ヶ月後、俺は床屋見習いとして新たな人生を歩むことに



43 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 03:17:27.38 ID:M6zIf4Dm0
そこでは朝七時に店に入り、掃除や洗濯、その他もろもろの準備をし、開店、
店が閉まってからは練習する。
大体帰ってくるのは夜中の12時半から1時くらい。
一見ハードに見えるかもしれんが、俺は見習いで、技術も何も無い。
これくらいは当然であって、誰もが通る道だ。
もちろん給料も少ない。手取りで7万だった。
足りない分は、自衛隊の頃の貯金で補った。

そんなこんなで半年。
俺は支店で働いていたのだが、ある日、本店の店長がやってきた。
話によると、ある程度仕事を覚え始めたから、
本店で本格的に教育するという話だった。

その頃の俺は、顔そり、シャンプー、セットをやらせてもらっていた。
来月からは、本店でもっと色々なことを学ぶと。

そして本店勤務初日。
店の前まで行くと、なにやらエグい車が停まっていた。

なんだろう。客か?随分威圧感のある車だな・・・と、車から誰か降りてきた。

?「お前誰だ?」

俺「あ、この店の従業員です」

?「誰かって聞いてるんだ!」

俺「へ?あ、●●です」

?「お前が見習いの●●か!」



44 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 03:25:09.75 ID:M6zIf4Dm0
俺「はい、そうです」

社長「俺はこの店の社長だ。」

社長さんでした。

ずいぶんと声のデカイ、そして、迫力のある人だった。
正直堅気には見えない。


その頃から、俺はこの店に違和感を感じた


基本的に一日のスケジュールは変わらないが、待遇が偉い変わった。

まず、一日中店の片隅に社長が座っている

朝は、まず社長が飲むためのコーヒーを作る

客がいてもいなくても関係なく、怒鳴り散らしてくる

社長の友人が毎日コーヒーを飲むためだけに店に来る

しかもその容姿が明らかにそのスジのお方



45 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 03:32:31.82 ID:M6zIf4Dm0
客がいない時は、社長の肩揉みや他の支店まで行って手伝い
社長の友人(?)と一緒に全く店と関係ない仕事を一日中やったり

副店長にこっそり聞いてみたんだが、
案の定、あの人たちはソチラの人達だった


そして事件はおきた

その日は主任が朝からいなかった

副店長に聞いてみる

俺「あのー、主任は今日は休みですか?」

副店長「んー・・・いや、辞めたんだ。この店」

俺「え!?急にですか?」

副店長「いや・・・主任さ、警察署にいるんだよね」

俺「・・・何かあったんですか・」

副店長「うん・・・クスリやってたんだわあいつ」



46 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 03:35:23.59 ID:M6zIf4Dm0
すまん。なんか自分の将来のこと考えてたら気持ち悪くなってきた


47 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 03:37:06.25 ID:FV/Mj2CM0
どうなるのか気になるけど
きついならもうやめたほうがいいかもな



49 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 03:46:05.35 ID:VCsK0OPr0
終わり?気になる...


50 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 03:48:37.01 ID:U4mCXIUs0
こんなに苦労している人が居るというのにお前らは・・・










で、釣り宣言マダー?



51 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 03:50:10.38 ID:qh3STMOuP
>>50

戦 わなきゃ、現実と



52 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 03:52:48.84 ID:M6zIf4Dm0
すまん、今からかなり省略して書くわ


副店長の話だと、結構そんなので辞める奴が多いらしいのだが、
社長はそ れに関して特になにもしていないらしい。
まわりも、見てみぬふりのような感じ。
どうやら俺の職場はかなりのブラックだったようだ。

入社して一年半が過ぎた頃、俺の店での立場は教育係になっていた。
シャンプー、顔そり、セット、パーマ、カラー、毛髪診断をやっていた。
が、給料は7万から7万2千円になっただけ。

社長に頼んでも、
社長「お前が俺に言える立場か!」と一喝され、一向に話を聞かない。
それどころか、店と関係ないことを色々やらされた。
その筋の人達に混じって、なにやら怪しいこともした。
断ることなんかできん。怖いからな。
その頃から俺は不眠症に悩まされ、体重が十二キロも減ってしまった。
正直、このままやっていく自信がなくなっていた。
このままじゃ辞めたくても辞められない状況になってしまう。
俺はその店を辞めた。



54 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 04:03:03.55 ID:M6zIf4Dm0
その時の俺の生活はかなり厳しいものだった。
まず家賃は一ヶ月滞納、住民税等は、差し押さえ予告書が三枚きていた。
そりゃいくらなんでも7万じゃ無理だ。
とにかく、自分の生活を立て直さなければならん。
最初は別の床屋で働こうと思っていた。
しかし、俺は免許を持っていない。
本来なら、免許がなければ客の髪なんか触ってはいかんのだが、
俺がいた店は、存在自体が違法のようなもの。
案の定、いくつか面接を受けたのだが、全て不採用。まぁ当然だ。
だから俺は、比較的簡単に雇ってくれるところを探した。

そういうところは大体決まっている。力仕事や、警備の仕事だ。

俺は警備会社にバイトとして入ったのだが、
やはり思うように仕事が入らず、
床屋の頃の給料とさほど変わらなかった。

しかし辞めるわけにもいかん。なんとか続け、もう一つバイトを探す日々。

ある日バイトの先輩が、仕事の話を持ち込んできてくれた。

工場の派遣社員だ。



55 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 04:15:24.18 ID:M6zIf4Dm0
派遣社員っていう形態で働いたことなんかないから、
最初はちょっと戸惑ったんだが、
寮完備、光熱費使い放題、月給20万以上という待遇に
興味を引かれた俺は、すぐさま登録
今の生活から抜け出したい、逃げてしまいたいという一心だった。
そして一週間後、俺は逃げるように部屋をあとにし、
初めて飛行機に乗 り、働きに出た。

正直怖かった。
自分が住み慣れた所から、一人で全く知らない土地で働くなんぞ
まぁそれでも、お金をもらって、滞納金を払って、
生活を立て直す為だと気合を入れた。

一週間ちょいの研修を受け、工場入りした俺。
工場の仕事ってのはとんでもなくハードなんだな。
一日目でもう身体がガタガタになる。
しかし、同じ派遣仲間も沢山いて、そこそこ楽しい仕事場だったかな。

初任給は、途中から働き始めたのもあって少なかったが、
次 の月から、前に住んでいた色々な滞納金を払い始め、

四ヶ月目の給料日で全て払い終えた。

これでなんとか身も軽くなり、心に余裕が出来はじめた。
仕事はキツイけど、楽しい仲間も沢山いて、給料もちゃんとそれなりに貰えて。

俺はやっと充実した生活を取り戻せたのかなと思っていた。



56 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 04:17:58.38 ID:ex0e4qYy0
か~ら~の~?!wktk


57 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 04:22:55.68 ID:M6zIf4Dm0
休日もしっかりあって、仕事中にちょっとばかしの談笑をしたり。

俺はその生活が気に入っていた。派遣の契約も残り二ヶ月。
出 来るなら更新し、派遣から期間工、
もし出来るなら正社員も夢じゃないかもと思っていた。


しかしそれも叶わぬ夢だったようだ。


リーマンショックの影響だったかな


派遣切りって覚えてるかな


俺がそれに該当した

契約終了と同時にさよなら。
ショックだった。マジで。マジでショックだった。
まさかこんなことになるなんて。まさかこんな目にあうなんてと。
奈落の底に落とされたような気分になり、全てがどうでもよくなった。

俺は契約期間を待たずに、辞めた。
今思えば、ちゃんと最後までやればよかったんだが、
その時はもう冷静な判断が出来んかったもんでね。



60 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 04:31:05.41 ID:M6zIf4Dm0
そんな俺に、更なる不幸が。
滞納金の支払いで、俺の通帳には数千円しか入っていなかった。
そして財布には五千円札一枚のみ。
地元に帰るには金が足りない。
携帯電話は止められている。
残りの給料が入るまで、あと十数日。

さてどうしたものか。いや、あまり考えてなかったな。

街へ出て、給料が振り込まれるまでの間、浮浪者として過ごすことにした。

季節は秋の終わり。
このまま生き延びててもよし、のたれ死んでもよしって気分だった。

が、意外と人間ってのはしぶといもんで、浮浪生活をそこそこ満喫していた。

まぁそんなこんなで帰ってきたわけだが。



61 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 04:40:45.24 ID:M6zIf4Dm0
帰ってきてからすぐに部屋を探す。
とにかく安い、雨風しのげることが出来ればそれで十分だった。
二日後、なんとも理想的な部屋を見つける。
家賃一万七千円の、ワンルームだ。バス、トイレ完備。
こんないい物件を見つけてしまったのだ。
これは掘り出し物だと思った俺は、すぐに契約。
その狭いワンルームから再スタートとなった。
しかし、またも困難が待ち受けていたのだ。

バイトが受からない

毎日三件、四件。
多い日は八件の面接を受けていたのだが、まったく採用されん。
何故?バイトさえも決まらないなんて。
相当あせったね。いくら格安物件だといっても、生活費はそれだけじゃない。
俺の貯金ではあと一ヶ月しかもたん。

しかしバイトが決まらん。電話で断られてしまう。

ヤバイよヤバイよ

で、なんとか警備会社に採用された。
警備というのは、常に人が不足してるもんなんですよ。



62 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 04:46:14.69 ID:M6zIf4Dm0
警備員として生活をスタートさせたのだが、やはり仕事があまり入らない。
週に四日入れば多いほうで、ベテランばかり仕事がまわる。
まぁそれは仕方ないことでもあるが。
あっというまに貯金が無くなる。

警備だけでは全然食っていけない。再びバイト探しに精を出す。

しかし決まらん。面接を受けるにも金が掛かる。履歴書。写真。交通費。

俺にとっては、それすらももったいないのだが、
僅かな希望をもって面接を受ける。

だが落ちる。気がつけば、写真を買う金がなくなっていた。

履歴書を買う金がなくなっていた。

交通費がなくなっていた。

もうどうしたらいいんですか・・・・・・



63 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 04:51:38.11 ID:M6zIf4Dm0
俺はもう諦めた。
とにかく 警備会社に、なるべく仕事をくださいと口うるさく言った。
テレビや冷蔵庫を売った。

警備の仕事は、一応増えはした。
そ れでも三日、四日くらいしか増えてないが。

俺の部屋には炊飯器と携帯電話、
ガスコンロ、布団の四つしか残っていなかっ た。

売れるものはほとんど売ってしまったからだ。



64 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 04:59:15.78 ID:M6zIf4Dm0
毎日ふりかけご飯とキャベツの千切りのみ

仕事から帰ってきたら、ご飯食べて、
眠くなるまで横になってボンヤリするだけの 生活を半年。

なんだかね、もうね、疲れちゃったのよ。本当に何もない生活。

活力のない。本当になにもない生活。

まぁ俺の判断ミスが原因なのも沢山あるんだけどね。

仕事中も、帰ってきても、笑うなんて事がなかったもん。


もう限界だなって思い始めたときに、
久しぶりに親父 から電話が来た。 出た。

親父の声だった。自衛隊を辞めてからは、一度も連絡していなかった。
久しぶりに話して、なんだかすごく懐かしく感じたわ。
まぁ話の内容はどうでもいい雑談ですよ。
飯食ってるかーとか、選挙行ったかーみ たいな。



65 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 05:08:56.06 ID:M6zIf4Dm0
会話もなくなってきた時にさ、親父が急に静かな声で言うんだわ

「お前、もう戻ってきていいんじゃないのか?」てさ

俺はあまり素行がよろしくなかったからさ、
自衛隊の寮に入る時も、半ば喧嘩別れみたいな感じで出たから、
まさか親父がそんなこと言うなんて思っても見なかったわけ。

なんか力抜けちゃってさ、即答したよ。「帰る」って。

それから一ヶ月後、俺は五年ぶりに実家へ帰った。
そして今はめでたくニートな俺。
なんだかすっかり働くのが嫌になってしまったよ。
気 づけば来月でで25才になっちまうよ。
なんでこんなことになったんだろうね。
どこで判断を間違えたんだろうかって、毎日のように考えてるよ。

「やらないで後悔するよりも、やって後悔したほうがいい」

なんて言葉があるけどさ、俺はやらないで後悔した方がいいよ。
だってさ、今までやって後悔することばっかなんだもん。



66 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 05:11:14.91 ID:M6zIf4Dm0
まぁこれが俺の半生。

すっかり明るくなってしまったな。
俺はこれから寝るよ。最後まで見てくれた人はありがとう。



67 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 05:15:45.46 ID:M6zIf4Dm0
あっと、最後に




おやすみ



68 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 05:26:02.19 ID:U4mCXIUs0

おい大事な一言付け忘れてるだろoi



71 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 05:32:23.86 ID:M6zIf4Dm0
>>68
すまん釣りじゃないんだ



70 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 05:30:44.05 ID:ipQwrNDs0



77 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 08:00:42.47 ID:zG8Ta8Oc0
>>1
今ざっと読んでみたけど凄い人生歩んできてるんだな・・・
けど俺とか他のヤツと比べてもお前は強そうだな。
今は疲れてるのかもしれんが、
お前なら休んだ後にまた何かに向けて再スタートできるんじゃないか?



75 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 06:20:53.38 ID:VCsK0OPr0
  _、_
( , ノ` )      …アウトだな
\,;  シュボッ
(),
|E|

( ,_ノ` )y━・~~~  …しかしまだワンナウトだ



79 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07 /17(土) 08:40:18.09 ID:TUPY2e/d0

今はしっかり休め。

落ち着いたら親孝行しろよ

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